エトス Weekly Press
ノートの取り方「発展5段階説」で分かる学習力・成長力
◆◆エトス Weekly Press No.16◆2006年8月4日号◆◆ 〜あなたの夢の実現と成功のために〜 https://www.ethos-net.com ◆目次 **************************** 1.今週のトピックス: メモから記録へ、記録から資料へ 2.門田由貴子より: ノートの取り方で、学習力・成長力がわかる 3.エトスからご案内:【予告】仕事も人生も思いのままになる方法 4.エトス 夏休みのご案内 5.編集後記: 充電&充電 6.配信停止・送付先変更の手続き方法 ******************************** こんにちは、エトス プレスチーム 加藤和子です。 さて、本日8月4日は「橋の日」。 「私達の生活と文化に密接な関りを持つ川や橋に感謝し、橋や河川との 触れ合いを通して故郷を見つめ直す日」だそうです。 「エトス Weekly Press」も、人と人をつなぐ橋のような存在を目指 して、今週もお届けいたします。 ++++++++++++++++++++++++++++++++ ◆1.今週のトピックス: メモから記録へ、記録から資料へ 自称「メモ魔」ですが、それを人に見せられるかと問われたら、即答 できない、怪しい筆跡(?)です。 自分では読解できますが、時間がたつとだんだんアヤしくなります。 しかし、どんな怪しいメモでも、書かないと絶対忘れますし、とにか く書く!をポリシーに、どんどんメモをして、後で取捨選択する。 今のところこの方法でしのいでいますが、それでは時間が無駄・・・ なんですよね。 単なるメモは「メモ」でしかありませんが、達人は瞬時にして「資料」 に仕上げます。 筆記はビジネスにおいて、とても重要な技術です。 メモより「資料」、さらに文書価値を高めることも可能です。 私もせめてメモ魔から「記録魔」くらいには昇格したいところです。 では、その差はいったいどこから生まれるのか・・・というところで、 バトンタッチ。 エトス プレスチーム 加藤 和子 ++++++++++++++++++++++++++++++++ ◆2.門田由貴子より: ノートの取り方で、学習力・成長力がわかる 研修やコンサルティングの場面で、毎日、多くの方々と接しておりま すと、相手の方々の各種の能力が「見えて」まいります。 たとえば・・・ ・仕事力(自ら考え工夫して、アウトプットを生み出す能力) ・学習力(新しい概念や知識を理解し、身に付けていく能力) ・成長力(自分自身の頭や心を鍛えて、自分を成長させる能力) ・思考力(物事を深く、広く、多面的に、明確に考える能力) どうやって、その能力を「見る」のか? その一つが、ノートの取り方です。 皆さんは、研修や会議に参加する際に、どのように手を動かしてノー トをお取りになりますでしょうか? 私は、人がノートをとるときの行動パターンを分類して、こう呼んで います。 「ノートの取り方行動 発展5段階説」 ●第1段階:ノートを取ろうとしない、ペンを手に持たない → 学習マインドが低い、傲慢もしくは怠慢な人に多く見られます。 「そんな事は、とっくの昔に知っているよ」が傲慢。 「座って聞いているんだから、充分だろう」が怠慢。 文句や批判ばかり多く、本人の成長はほとんど期待できない。 研修などで、講師や講義の進め方を批判しながら聞いていて、 ご自身は何も学んでいない、というパターンがこれです。 ●第2段階:講師が板書した通りに、同じ表現・同じレイアウトで写す → 学習力・成長力は、小学生レベル。 自分が聞き、理解した事を、自らノートに表現する力はない。 最低の事は勉強しておかなくてはならない、という義務感は 強いが、理解度・成長力はたいして高くない。 ●第3段階:講師の喋った通りに、同じ表現・順序で書き出す → 一言も漏らさずに記録しようとする姿勢は、学習意欲・成長意 欲の表れなので、非常に熱心。 耳で聞き、頭の中で音→文字へ変換し、手を動かして字を書く。 脳ミソは、活発に、スピード速く動ける人です。 記録文字のボリュームが多い割りに、実は理解度は・・・。 学生時代に、皆さんの周囲にいませんでしたか? 講義を一番前でまじめに聞いて、素晴らしいノートを作るので 試験前には人気者になるけれど、成績はイマイチのタイプ。 学ぶ事ではなく、ノート作りが目的になってしまうのです。 ●第4段階:講師の話のうち、要点や留意点を整理して書き出す → 他人の話しを聞くと同時に、内容を頭で考えられる人です。 その情報は、自分にとって必要/不必要か? この部分は、既に知っているか/初めて聞く話か? どこが大事か/オマケ情報はどの部分か? 聞く、考える、判断する、ポイントを絞り込んで書き出す。 これを同時平行で処理できるので、かなり「ツカエル」人。 ●第5段階:講師の話の要点と、自分の思考・感情を表現できる → 他人の話を、受動的に聞いて理解すること(INPUT)と、 同時に、自分自身の思考や感情を主体的に動かして、 自分は何をすべきか? 自分なりの答えを出すこと(OUTPUT) を、同時平行で実現できる。 ノートに書き出す内容も、その人ご自身のフィルターを通した 表現に変換されている。 まさに、ノートは、その人自身の学びの成果というOUTPUT。 講義が終わった瞬間に、すでに自分の中の答えや行動予定が 見えているので、行動への着手も早い。行動も速い。 そして、すばやく成果を出していくので、「デキル」人。 さて、皆さんのノートの取り方は、どのスタイルに近いでしょうか? そして、皆さんの周囲の方々は? プロジェクト形態で仕事を進める場合は、人を動かし、組織を動かす ことが重要となります。 そのときに、ノートの取り方を見るだけで、かなり「人」の傾向と対 策が見えてきますので、便利ですよ。 え? チーム全体が「第1段階」ですか・・・。(嘆息) まずは皆さんで、ノートの取り方から勉強する事をお薦めします。 <頭と心を動かしながらノートを取る方法>を伝授しますよ。 ノートの取り方研究家 門田 由貴子 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * ◆◆エトス Weekly Press No.16◆2006年8月4日号◆◆ 〜あなたの夢の実現と成功のために〜 発行元: 株式会社エトス https://www.ethos-net.com 発行責任: 代表取締役 門田 由貴子 皆様からのご意見・ご感想をお待ちしております! (C)Copyright 2006, Ethos Inc. 記載事項の著作権は当社に帰属します。無断転載・流用はご遠慮下さい * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *




