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エトス Weekly Press

現代になお生息している原始人?!

   ◆◆エトス Weekly Press No.88◆2008年1月28日号◆◆

        〜あなたの夢の実現と成功のために〜
            http://www.ethos-net.com

◆《目次》***************************

 1.門田由貴子より: 現代になお生息している原始人?!

 2.エトスからご案内: お陰様で好評です「会議診断(R)」  
   
  3.編集後記: ヴァレンタインデー、今日この頃

 4.配信停止・送付先変更の手続き方法

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◆1.門田由貴子より: 現代になお生息している原始人?!

 皆様こんにちは、門田由貴子です。

 こんなお話を聞いたことはありませんか?

 昔々のある日のこと、ヨーロッパからやってきた探険家が、アフリカ
の未開地を旅していて、ある集落にたどり着いた。
  その地に住んでいる人々との交流が始まり、いよいよ仲良くなってき
たので、カメラを取り出して、記念撮影をしようとすると・・・。

 何人かが叫び始めた。
  「恐ろしい!」「ダメだ!」「逃げろ!」
  「その箱に、人間の魂を吸い取られてしまうぞ!」

 探検家は、カメラの原理を説明するのだが、一度「恐ろしい」と思い
込んでしまった住民の耳には、その説明は入らない・・・。

     ***

 いわゆる原始人・未開人のお話でした。

 さて、この逸話で気になるのは、「慣れによる学習障害」です。

 自分の知っている生活や、そこでよく使っている技術に慣れ親しんで
いるうちに、すっかり改善・進歩・変化を忘れてしまうんでしょうね。

 毎日の生活や考え方に慣れきってしまうと、もう、新しいものを受け
容れる(学習)ことができなくなってしまう。
 
  受け容れるどころか、否定し、恐怖を感じ、壊してしまうでしょう。

 「慣れ」は、初めのうちは人間を成長させる大事なものですが、ある
一定水準を越えた「慣れ」は、衰退への道しるべとなるわけです。
  怖いですね〜。

 ところで、冒頭の原始人とまったくよく似たお話が、現代にもあるの
ですよ。
 
      ***

 ある日のことです。
  世間では一流企業と呼ばれている企業へ、社内研修を依頼されて訪問
しました。テーマは「CS(顧客満足)向上」。
  そこに集まっているのは、社内でも「優秀な管理職」と認められてい
る、40代、50代の立派なお役職の方々ばかり。

 私が、CSについての基本的な考え方を話し始めると・・・。
  「それは違う!、そんなの嘘だ!」
と、大声でわめき始める人がいるんです。

 よく見たら、以前にもお会いしたことのある方でした。
  失礼ですが、お世辞にも「学習能力が高い」タイプではありません。
実際には、「自称エリート」の、しかし実態は「問題児」です。

 この企業では、こういう「事件」が日常茶飯事に起こるんです。ある
意味では、数百年昔のアフリカの奥地のような企業でした。

 なぜ、この企業が、こんな風になってしまったのか?
  答えは簡単です。

 ・社員に、読書習慣がない。誰も自発的に勉強しない。
  ・役員が誰も、社員に読書や自己研鑽を奨励しない。
  ・役員自身が不勉強。それでも役員になれるのだから、それを見て
    管理職も勉強しない。だから部下も勉強しない。
  ・人材開発は、ひたすら技術教育だけに偏重していて、人間を育てる
    という観点での人材開発をしていない。
  ・社員同士の交流がない。
  ・社員は、職場外、社外とのネットワークを持たない。
  ・社外の進歩を知らないから、「自社はスゴイ」と、妙に自信過剰。

 これが、この企業の特徴です。
  こうして、見事なほどに「狭いタコツボ」の中だけで生きている、
「伝統的な」社員が大量生産されてしまい、原始人の集落のような企業
風土が形成されたわけです。

       ***

 ちなみに、この企業だけの話ではありません。
  他のテーマ、他のセミナーであっても、「受け容れられない」ため
に、頑なな反応を示す人をときどき見つけます。

 学問や理論は、そして社会は、日々進歩しているものです。
  昔は研究室でのみ学者によって語られていたことでも、何年か経つと、
一般企業の実務で使われるようになるものです。

 「20年前、30年前に大学で習った」理論のどれだけが、現代のマネジ
メントやビジネスの現場で通用するのでしょうか?
  「昔、勉強したことがある」では、原始人と同じです。

 世の中は毎日、進化し、変化を遂げています。
  だからこそ、面白いのですよね?
  だからこそ、企業にも成長のチャンスがあるのですよね?

 どうぞ皆様、ご自身の「慣れ」を一度、問題視してみませんか?
仕事について、朝から晩までの生活について、モノの見方・考え方、
あるいはお金の使い方に至るまで。
  もしかすると、「子供の頃からの習慣」が「それが常識」として定着
していませんか?

 「自分にとっての常識」が、「現代社会では非常識・時代遅れ」に
なっているかもしれませんよ。

 ちなみに、「クリティカルシンキング」の真髄は、自分自身を疑って
考える事です。

 ときどき、自分を疑い、否定してみる事から、何か新しい成長の種が
見つかるはずですよ。

            ときどき、未開地探検隊  門田 由貴子
                       
 

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   ◆◆エトス Weekly Press No.88◆2008年1月28日号◆◆
       〜あなたの夢の実現と成功のために〜

発行元: 株式会社エトス http://www.ethos-net.com

発行責任: 代表取締役 門田 由貴子
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