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エトス Weekly Press

受け取る能力の高い組織と、受け取り下手な組織

   ◆◆エトス Weekly Press No.78◆2007年11月12日号◆◆

        〜あなたの夢の実現と成功のために〜
           http://www.ethos-net.com


◆《目次》***************************

 1.受け取る能力の高い組織と、受け取り下手な組織

 2.エトスからご案内:人生が変わる?!ワークショップのご案内
  
   ★次号で、2008年のイベントスケジュールをご案内します
 
  3.編集後記: 自己改造プロジェクト(その2)骨格調整編
 
  4.配信停止・送付先変更の手続き方法

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◆1.門田由貴子より: 受け取る能力の高い組織と、受け取り下手な組織

皆様こんにちは。

 先週、「受け取る能力の高い人と、受け取り下手な人」というタイト
ルで、個人レベルでの「受け取る能力」について言及しました。

 そこで、今週は、組織や企業での「受け取る」という能力の違いにつ
いて、お話をしてまいりましょう。

【X社のケース】

 ある企業で、「経営品質向上プログラム」という経営改善活動を一生
懸命にしていましたが、何年も続けて、多大な労力をかけているのに、
ほとんど効果が出てこない。という状況でした。

 そこで、弊社にコンサルティングのご依頼をいただきまして、活動状
況や経緯、周囲の部門の反応などを調べてみました。

 ちなみに、「経営品質向上プログラム」は、別名「気づきのプログラ
ム」などとも呼ばれています。
 
  自社の経営状況や、各部門での主要なマネジメントのあり方を棚卸し
てみて、そこから問題や不足に気付き、気づいた事から改善に着手する、
という趣旨のものです。

 このX社の場合、経営品質協議会というところで主催する勉強会に出
て、そこが指定するツール、指定する方法をそのまま、何一つ変えるこ
となく、教わったとおりに100%実行していました。

 X社でこの活動を推進している方々からすると、
「教わったとおりに、指定されたツールを使っているのに、どうして
効果が出ないのか? 不思議だ・・・」
  という状況です。

 しかし、第三者である私から見れば、この時点で既に「大問題」なの
ですよ。

 大問題とは・・・

1)そもそも、「経営品質向上プログラム」という手法は、かなりレベ
   ルの高い大手企業をモデルに開発した手法です。
   その手法は、失礼ですが、X社の実態・実力には合わない。
   そこに気付かずに、教わったとおりに丸々導入しようとすること自
   体、ナンセンスでしょう。

  子供では、大人のプロ用の道具を使いこなせないのと同じです。

  組織の実態や実力に合わせて、適切な手法を選ぶべきです。
 
   新しいもの、話題のものに飛びつけば、何でもすぐに効果が出ると
  思ったら大間違いですね。

2)主催部門の方々は、「教わった通りにやってみた」つもりであって
   も、実際のX社の活動内容は、かなりひどいものでした。

  そもそも、主催部門の方々が、肝心な事を理解できていないため、
   かなりポイントのずれた活動を推進しています。社内にも、明確な
   説明ができない。

  このような状況では、当然、社内からクレームばかり集まります。
   クレームが来る程度の活動しかできていないのですから。
 
 
3)それでも主催部門の方々は、自分達の進め方を反省することなく、
   ガンコなまでに、習った通りにやり続けていました。

  「気づきのプログラム」なのに、その主催者が一番、気付いていな
   いわけです。

  社内からクレームが続出しているのに、自分達の振舞いかた、説明
   の仕方、社内各部門に対する支援のあり方を反省したことがない。
  
   自分達は、まるで反省しない、気付かない部門なのに、他部門に対
   して、「気付け、気付け」「言うとおりに従え」と命令しているの
   です。
   彼らが努力すればするほど、社内から孤立し、立場が悪くなってい
   るわけです。

  
【Y社のケース】

 X社とほぼ同じ時期に、同じ「経営品質向上プログラム」を開始した
企業です。
  
  ごく少人数の小さなチームで、習ったことをよく検討し、自社に導入
すべき領域と、捨てる領域を明確に決めました。
  そして、自社に合わせた方法を自分達で作り出して、それを進めてき
たのです。

 しかも、1年目、2年目と進めるに従い、前回のやり方を反省しなが
ら、常に自分達の進め方を改良し続けてきたのです。

 4年後、彼らは素晴らしい改善成果を挙げました。
  しかし、それを宣伝する事も自慢する事もなく、非常に謙虚です。
  「我々は、すべきことをしているだけです」と。

 彼らに詳しくインタビューしてみると、彼らは、実に広く深く、「経
営品質向上プログラム」の真髄を理解していました。

 彼らは、真の意味で、受け取った人たちなのです。

 ***

 さて、X社の役員と推進部門の皆様に向かって、
「気付くべきは、あなた達ではありませんか?」と私が正直に申し上げ
たときの、彼らの驚いた(怒った)顔と言ったら・・・。
 
  「受け取る」ことと、「教わったとおりに丸々真似してみる」ことと
は、大違いです。

 自組織の実情・実態・実力・目指すべきゴールをよく見つめた上で、
最適な手法、最適な方法論、最適な進め方を、自分で良く考えなければ、
期待する効果は得られないものです。

 他社でうまくいった方法を、そっくりそのまま「サルマネ」している
企業をよく拝見するのですが、ほとんど成果は期待できません。

 つまり、目に見える表面だけを見習っても、真に「受け取った」こと
にはならないはずです。

 では、X社とY社の違いは、どこから生じたと思われますか?

 皆様も、考えてみて下さい。
チームでディスカッションされてはいかがでしょうか?

 続きは、次週に。

           「受け取る」能力研究家  門田 由貴子  
                       
 

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   ◆◆エトス Weekly Press No.78◆2007年11月12日号◆◆
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発行元: 株式会社エトス http://www.ethos-net.com 

発行責任: 代表取締役 門田 由貴子
   皆様からのご意見・ご感想をお待ちしております!

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