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エトス Weekly Press

なぜ、最近の若者は3年以内に辞めるのか?

   ◆◆エトス Weekly Press No.57◆2007年6月6日号◆◆

        〜あなたの夢の実現と成功のために〜
           https://www.ethos-net.com


◆《目次》***************************
 1.門田由貴子より: なぜ、最近の若者は3年以内に辞めるのか?
 2.エトスからご案内: 現在、受付中のセミナー/イベント
 3.編集後記: 水一杯の効果をご存知でしたか?
 4.配信停止・送付先変更の手続き方法
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 こんにちは、エトス総合受付 担当の高田です。

 日差しは段々と厳しくなるものの、湿度が高くないため過ごしやすい
日が続いています。

 梅雨間近の貴重な晴れ間に、山・川・海・街へ出て、日の光に包まれ
ておくのもいいかもしれませんね。

 ただし、紫外線対策も忘れずに。今更…のシミ・そばかすは見なかっ
たことにして、海岸でSPF50を塗っていた高田からの涙の助言でござい
ます。

 澄んだ日差しと共に、今週のエトスWeekly Pressをお届けします。

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◆1.門田由貴子より: なぜ、最近の若者は3年以内に辞めるのか?


 皆様こんにちは、門田 由貴子です。

 ここ最近、あちこちで、何度も耳や目に入るキーワードがあります。

 それが、今回のテーマである、若者の退職。

 一流企業の若手社員からは、「ぼく、会社を辞めたいんです」という
相談をされるし。
 同じ日に、「私、2年以内に会社を辞める事に決めました」との報告
もあり。
 前後して、類似したお悩み相談やら、「辞めちゃいました」の挨拶メ
ールも入るし。

 皆様の周囲ではいかがでしょうか?
 皆様のお耳には入らなくとも、心の中でこう思っている若手社員は、
年々、増えているのは、間違いのない事実です。

 昔の若者と違い、最近の若者は、なぜ、一流会社をこんなにもあっさ
りと辞めてしまうのでしょうか?


 当事者である若者の側からの言い分は、この本にズバリと書かれてい
ます。若手社員を部下に持っている方は、ぜひ一度、お読みになってみ
ることをオススメします。
(ちなみに、あんまり一方的な主張なので、憤慨するかもしれません)

 城繁幸 著、光文社新書、
 『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334033709?ie=UTF8&tag=ethosnetkadot-22/




 そして、あるところでは、恐ろしい話も聞いてきました。

 文部省が主導した「ゆとり教育」をまるまる100%受けて育ってきた
世代が、来年4月から社会人デビューする、と。

 彼らは、小さい頃から、他人と比較される事がありません。
 運動会のかけっこでは、1位、2位・・・の序列もつきません。
 テストの点数を公表されるなんて、もってのほか。

 少子化時代に、両親とその両親4名、合計6名の大人から、チヤホヤ
されて、「6ポケット」などと言われるほど、ぜいたくに甘やかされて
育った世代です。
 「がまん」「耐える」なんて概念を理解しているかすら、疑問です。


 親は、子供にこう言い続けて育ててきました。
 「イヤなことなんて、しなくていいのよ」
 「イヤだったら、学校なんて行かなくてもいいのよ」

 こう言われて育った子供達の多くが、実際に、どうなっているのか?
と考えると、恐ろしい連想が沸いてきます。
 引きこもり、社会への不適応、心身症、いじめ、万引き、親の見てい
ないところでの悪事、学校崩壊・・・。
 果ては、親の首を切り落とす高校生や、家に火をつける中学生まで。


 ところで、皆様は、社会現象を嘆いている優雅な立場ではないんです。

 来年4月には、こういう育て方をされた世代が、皆さんの部下として、
配属されてくるのですから。



 「俺達はこんなにガマンしたのに」という上司の言い分など、彼らに
はまったく通用しません。

 ホンの一言、注意をしただけで、キレル社員もいるのです。



 時代は常に変化するものです。

 時代の変化を嘆いても、何も得るものはありません。
 時代の変化の波に乗り、自分自身の対応能力を上げていくしか、対処
方法はないのですよ。

 企業には、若者を人として育てる力が一層、必要となってきます。
 上司には、部下を一人前のプロに育てる力が必要です。
 せめて、期待することを、きちんと行動してもらえる程度には、上司
の指導力が問われるのです。


 最後に、ダーウィンの名言を引用しましょう。
「最も強いものや、最も賢いものが生き残るのではない。
 最も変化に敏感なものが生き残るのだ。」


 変化に気付いた皆様ご自身から、変わっていくことが求められていま
す。


        「上司力」育成インストラクター  門田 由貴子



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  ◆◆エトス Weekly Press No.57◆2007年6月6日号◆◆
      〜あなたの夢の実現と成功のために〜

発行元: 株式会社エトス https://www.ethos-net.com

発行責任: 代表取締役 門田 由貴子
  皆様からのご意見・ご感想をお待ちしております!

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