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Ethos(エトス)とは、人が生まれながらにして持っている資質・能力・倫理観など。

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Ethos Evening Seminar

第7回 デキる人のコミュニケーション術
      〜ホウレンソウ・会議・プレゼンでの、話し方のコツ〜

こんにちは、門田 由貴子です。

私は、「会議診断(R)」で、いろいろな会議を拝見しています。
また、経営幹部研修や中小企業診断士養成講座などで、プレゼンテーション技法を指導させていただくこともあります。

そういう場面で感じるのですが、やはり、本当に仕事のできる人は、「サスガ〜!」と言いたくなるほど、大事なポイントをしっかりと押さえた話し方ができています。
反対に、ご本人は一生懸命でも、「それじゃぁ、ダメだよ〜」という話し方も多々見てきました。

たかが、話し方。されど、話し方。
ホンの少しの「話し方」の違いで、その話し手に対する印象、人事考課、昇進スピード、仕事のやりがいまで、大きく違ってくるものです。

ちなみに、当社主催のセミナーにご参加される方に、セミナーで取り上げてほしいテーマをアンケートでお伺いしたら、いちばんリクエストが多かったのが、「話し方」でした。

表現を変えれば、ご自分の「話し方」に自信がない方が多い。
そして、「何とかもっと巧く話したいが、どうすればいいのか?」と悩んでいるのでしょう。

ところで、ちょっと聞いてみると、多くのビジネスパーソンが、勘違いしていることに驚かされます。
「アナウンサーのように、立て板に水を流したように、ツラツラと滑らかに話すことが、巧い話し方・プレゼンテーションだ」と。

果たして、そうでしょうか?

確かに、緊張のあまりにシドロモドロになってしまう人と比べたら、滑らかに話せる人の方が、ずっとスマートな印象には見えるでしょう。ボソボソ・トツトツと話を進める人よりは、スルスルと口から言葉が出る人の方が、聡明で洗練されたイメージには見えます。

しかし、滑らかに話すことが、そんなに大事なことでしょうか?

今、この文章をお読みくださっている皆様のほとんどは、ビジネスパーソンではあっても、アナウンサーや舞台役者ではありませんよね?
アナウンサーや舞台役者なら、決められた原稿やセリフを、滑らかに正確に読み上げ、明快に発声する技術が求められるでしょう。

でも、私達ビジネスパーソンに期待されている本質的な役割は、「巧く話すこと」ではないはずです。

例えば、職場のホウレンソウ(報告・連絡・相談)の場面では、巧く滑らかに話すことより、ポイントを押さえた内容を的確に伝えることの方が、ずっと大事ではないでしょうか?
会議で提案をする場面なら、自分の話芸を見せることより、いかに聞き手を理解させ、賛同してもらうか?が重要なはずです。
顧客の前で、大きな商談のプレゼンテーションをする場面なら、話術を披露することではなく、顧客の意思決定者に「YES」と言わせるだけの提案内容と論理的根拠が求められるはずです。

つまり、私達ビジネスパーソンに期待される「話し方」は、見せかけの滑らかさではなく、内容を的確・着実に伝える技術なのです。

ところが、そこを勘違いしている人が、案外と多いんですね。

実は、ツラツラ滑らかに話す人の中には、案外とプレゼン下手な人や、提案や稟議を通せない人、商談で失注する人が多いものです。
社内の会議でも、昇格試験での面接試験でも、同様です。
淀みなくスラスラと自分の話をする人は、上司や採点側から見た評価は意外に低くて、大事なプロジェクトにはアサインされないものです。

そういえば、昔々、私の上司だった某氏は、「大学の落語研究会出身」が自慢で、会議や商談のプレゼンを引き受けては、お寒いダジャレを連発して失笑をかい、重要な顧客から「出入り禁止」を言い渡され、ついに上司を怒らせて左遷されました。
周囲の人は皆、口をそろえて「あぁ、やっぱり・・・」。

理由は、簡単です。

「巧く話す」ことに意識が回って、肝心な内容がお粗末になっていたり、「巧く話そう」とするあまりに、ゴマカシや欺瞞・不誠実さが露呈されてしまうことがあるからです。

老獪な経営者や、海千山千の経営幹部は、そういう点を見逃さないだけの「人を見る目」を持っているものです。

ビジネス実務では、「話の巧さ」より、「実務家として信頼に足る人かどうか?」が、何よりも大事なポイントですよね?
その信頼を勝ち取れる話し方こそ、本当に巧い人なのです。

 

ここ最近は、「第一印象を良くするテクニック」などが流行っているようですが、そんな表面的なテクニックが通用するのは、せいぜい、合コンやパーティなど、初対面の相手だけでしょう。
会社員の場合は、既に「あなた」のことを上司や同僚が知っているのですから、今さら第一印象なぞ変えられるわけがありません。

やはり、私達ビジネスパーソンは、ビジネスの場にふさわしい「話し方」とコミュニケーション技術を身につけるべきでしょう

そのために必要なことは、ビジネスパーソンを対象にした、職場での話し方・ホウレンソウのポイント、会議やプレゼンテーションのコツなど、ビジネスにふさわしい話し方を、一度はきちんと学ぶこと。

ビジネス・コミュニケーションには、話し方の「型」と「コツ」があって、これを知っていれば、スキルなんて不要なんです。

その「型」と「コツ」を、まとめてご紹介します。
ご興味がある方は、どうぞご参加ください。

話し方ひとつで、あなたの印象・査定・昇進昇格ばかりか、職場の雰囲気や、ご自身と部下のヤル気まで決まります。
提案やプレゼンが巧ければ、自分のやりたい仕事を担当できますが、提案力が低ければ、イヤな仕事を押し付けられるかもしれません。

技巧より中味。演技より実力。テクニックより人間としての誠実さ。 
・・・とはいっても、中味・誠実さ・実力を伝えるために、最低限の話し方の「型」と「コツ」は、身につけたいものです。

それは、あなたご自身のためであると同時に、あなたと一緒に働く同僚や上司・部下のための配慮でもあるのです。

職場のホウレンソウが少し変わるだけで、人間関係も、職場の雰囲気も、かなり良い方向に変わっていくものですよ。

門田由貴子

 

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